2015年5月10日日曜日

ふーせん動物ランド@新潟県立自然科学館その3

特別展示企画「ふーせん動物ランド」のエントランスには、虹をモチーフにしたアーチを置いてみました。普段よく作る、一般的なバルーンアーチよりも色が多く、太いアーチにしました。手間と材料はかかりますが、それだけに立派になったと思います。

写真は展示室の内側から撮影


このアーチを抜けてすぐ、天井が鏡になっていて両サイドから光が照らす不思議な空間が続きます。この空間を活かすために透明な風船をたくさん吊るし、光の中を進んで行くようなイメージの空間に仕上げました。ここの装飾については、丸い風船を使って飾るのが得意なチームスタッフに完全に任せたんですが、とても良い出来でした。


バルーンアートといっても大きくは2つに分かれます。

1つは主に細長いバルーンをひねって形をつくりあげ、だいたいはフィギュアを作ることが多いバルーンツイスティング。私、風船職人SHINOの専門です。

もう1つは主に丸い風船を束ねたり重ねたり吊ったりして空間オブジェを作るバルーンデコレーション。SHINOチームにはこちらが専門の頼れるスタッフもいるので、展示会ではツイスティングもデコレーションも楽しめるような構成の内容にしています。


エントランスのアーチをくぐり、展示室に入ってくる来場客の模様です。



こちらの写真は展示室の外側から内側を望む向きで撮影。


今回の展示イベントのポスター




会場のエントランスは、とても大切な場所です。ワクワクと期待をもてるようなエントランスを通ってから展示作品を見るのと,そうでないのとでは、展示の印象がまるで違ってきます。

これは、たとえばステージショーをやるときに、ステージ装飾がある場合とない場合で、同じ内容のショーを披露しても盛り上がりが違ってくるのと同じことですね。

環境づくりがとても大切です。私は大学と大学院では景観学や風致計画を専門とする研究室で学んだので、こういった空間のつくり方と印象の関係にはとても興味をもっていますし、知識もあります。学生時代にとても良いものを学べたなぁと感じます。 


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