2014年11月27日木曜日

診療所のクリスマスパーティー

先日、神奈川県横浜市の診療所でクリスマスパーティーが開かれました。患者さんのなかで重病を患っている男の子がいて、楽しい思い出をつくってもらいたいと、ご本人とご家族がゲストとして招かれました。


この診療所のお医者様が、以前に風船職人SHINOバースデーサービスをご利用くださり、今回、なにか特別な演出がしたいというお話をいただいたのでした。

私から提案させて頂いた内容は・・・


バルーンアート全米チャンピオン × 似顔絵世界チャンピオンのコラボ

バルーンアートショーで楽しんで頂き、会場にはヘリウム風船をフワフワと浮かせて心躍るような雰囲気をつくる。さらにバルーンアートだけでなく、似顔絵やフェイスペイントなど他ジャンルのアーティストも一緒にうかがって、滅多に無いスペシャルな機会にする。


当日は私、風船職人SHINO(バルーンアート全米チャンピオン)がショーをして、

SHINOチームのスタッフが装飾を担当しました。

そしてもう1人、友人の似顔絵世界チャンピオンの田畑さんのライブ似顔絵。

この3人でパーティーを盛り上げてきました。


この日の風船職人SHINOバルーンアートショーは・・・
クリスマスパーティーなので、クリスマスリースを作るところからショーを始め、トナカイ、サンタクロースと進めました。



最期に、少し時間のかかる凝った造りのイヌの作品をプレゼントすることになっていました。患者の男の子がイヌ好きだけれど病気のため飼うことができないということで事前にリクエストをしてくれたんです。

バーニーズマウンテンドッグをモデルにした作品を用意していたのですが、なんとこの日は本物のバーニーズマウンテンドッグがパーティー会場に来ていました!

セラピードッグで、このパーティーにも招かれていたようです。私はそれを知らされていなかったので、まさかの偶然!?に奇跡を感じずにいられませんでした。

こういうこと、しばしばあるんです。何も聞かされていないのに、大好きなものを当ててしまったりとか、用意していたものが会場にぴったりのものだったりとか。

うれしいハプニングは何よりの演出になりますね。狙って出来ることではないだけに、とても特別な感じでした。皆さんも大喜びでした!


記念に、背中に作品を載せて写真を撮らせてもらいました。このワンちゃん、カメラが大好きで、ぴたっと止まってポーズをとってくれるんです。プロですね。


似顔絵師・田畑伴和のライブ似顔絵

一緒にパーティーを盛り上げた似顔絵世界チャンピオンの田畑さんからは、この日の主役である患者の男の子のご家族全員を一枚の絵に収めて、記念にしてもらいたいという提案がありました。

ご本人、お兄ちゃんがお二人、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんがお二人の合計8人! そして大好きなワンちゃんが遊びにきていたのでそのワンちゃんの似顔絵も描いてしまう。

これを、パーティー開始してしばらくしたところでライブ似顔絵を始め、バルーンアートショーの最中もひたすらご家族を見つめながら描き続け、その後も黙々と作業を進めて、なんと75分程度で完成したのがこの絵です。



絵が完成し、パーティーの終盤にお披露目タイム。ご家族の皆さんはもちろん、診療所のスタッフの皆さんも大歓声!

田畑さんとはずいぶん古い仲でしたが、一緒に仕事をするのは実に久しぶり。10年以上ぶりでしたが、実に特別なパーティー演出が出来たように思います。


数日後に頂いたメール

ご依頼をいただいたお医者様から、後日、次のような主旨のメールをいただきました。

今回のパーティーはスタッフ一同、大絶賛でした。主役の男の子もとても喜んでいて、それまでは外出することに抵抗を感じていたようですが、この日は近くのコンビニにも立ち寄ってみたり、気持ちがだいぶ前向きになったようです。


夢を与える仕事って言われますけれど・・・

私たちパフォーマー/クリエイターにとって、このようなお知らせをいただけるのは本当に幸せなこと。人々の気持ちをポジティブにして、それが自分たちの心の支えにもなる。

夢を与える仕事とよく言われますが、続けていくには心が折れないよう、強くなければなりません。今回のような経験、そして皆さんからの言葉が支えになっているなと感じています。

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