2014年10月31日金曜日

静御前時代絵巻パレード

先日出演した静御前まつりでは、イベントのメインに時代絵巻パレードというものがあります。

地元の中学生高校生が、源義経、静御前、童子などの装いでパレードをするのです。

義経役の男の子は馬に乗っています。

静御前役の女の子は赤い派手な衣装 
取り巻きの緑の衣装も地元の中高生です。

 従者、童子も皆、時代を感じさせる装い。
オール地元の中高生。

こんなイベントが地元にあったら、是非参加したいですよね。

私たちパフォーマーは、パレード出演者の中高生と控えスペースが同じ場所でした。担当の役員さんが、中学生、高校生に着付けとメイクをしてあげていて、地元の皆でイベントを作り上げている感がでていました。

プロの立場からすると「イベントはプロに外注するのが一番ですよ」と言いたいところですが、本当のところ、自分たちで出し物のひとつくらいは担当して、プロにも入ってもらうというのが一番良いと思います。

静御前まつりは、メインのパレードもステージも地元の人で運営されていて、そこにプロにも入ってもらうといった運営がなされていて、とても良い雰囲気のお祭りになっていると感じました。



 こちらが静御前のお墓だそうです。

そもそも静御前って誰?って方のために簡単に紹介すると、

静御前はものすごい美貌の白拍子(平安〜鎌倉時代の歌を歌い舞う職業)で、京の都で舞を踊っていたときに源義経の目にとまって、愛妾になった人です。やがて義経が頼朝から追われる身となり、義経は平泉(東北)まで逃れますが、静御前は頼朝勢に捕まってしまい、義経と生き別れになってしまいます。

頼朝の怒りがおさまり、静御前は義経を後を追って平泉に向かいますが、その途中のこの地で死を遂げたという伝承が残っているそうです。義経との悲恋話は美しくもはかないです。

2014年10月23日木曜日

静御前まつり

ブログ更新が滞っておりましたが、先日、ひさしぶりに複数のパフォーマーでイベントを盛り上げる機会がありました。

昨年も出演した埼玉県久喜市の静御前まつり。

昨年、バルーンパフォーマンスがとても好評で、終った後に「他のジャンルの凄腕パフォーマーたちとグループで出演することもできます」とお知らせしたところ、今年は3組のパフォーマーでの出演というかたちでご依頼いただきました。




出演は風船職人SHINO、マルチパフォーマー縁(えにし)、けん玉師 伊藤佑介の三組。
この三組で10時半から15時まで、交代しながら常にパフォーマンスが行われているというタイムスケジュールを組んでみました。




私(SHINO)はディレクター 兼 裏方 兼 パフォーマーということだったので、ショーをするのが少し負担で、バルーンアートプレゼント(その場で簡単な作品をつくってプレゼントして行く形式)を行いました。二人の休み時間がしっかりとれるように、私の時間は長めに設定しました。

縁(えにし)はジャグリング、マジック、独楽などの和芸をミックスし、軽快なトークで笑いを取りつつ、高さのある一輪車にも乗ってしまう大道芸人。彼とは同い年で長い付き合いです。ショーに帯する真摯な態度、色々な技、道具に挑戦する精神に、毎度、感心させられます。今回もとても多くの観客を集め、ショーの盛り上がりも最高潮でした。

伊藤佑介さんにお声がけしたのは、今回で二回目。彼はけん玉のギネス記録樹立者でもあり、数々のメディアでも取りあげられているけん玉界の有名人。静御前まつりには、彼の和を基調としたステージ展開がピッタリなのではと思い、お誘いしました。素晴らしい技の数々にお客さんからは拍手と歓声があがり、ショーの後半は子どもたちにけん玉にチャレンジしてもらうコーナーもあって、あたたかいふれあいの時間が流れていました。伊藤さんはとても誠実で真面目。彼は私より年下ですが、社会人として、私よりずっとしっかりしてます。


こんな素敵な二人のパフォーマンスを見るのは、しばらくぶりでしたが、二人とも技は相変わらずの安定感。そしてショーの進め方、お客さんとのやりとりは以前より熟成していました。パフォーマンスって、結局は場数。二人を見ていたら、芸の道、一筋に生きているって素敵なことだと思いました。

今回はこのへんで。
後日のブログ更新で三組のパフォーマンスの内容など、紹介したいと思います。