2014年4月26日土曜日

届いた荷物は

発注した風船が、週明けに届きました。

持ち上げるのも大変なほど、ずっしりと重たい。

さきほど開封して・・・



ぎっしり詰まってます。


箱から出すと、こんなかんじ。


今回、購入したのは、ざっと100袋くらい。

色々なサイズ、種類の風船が8千個くらいです。



 在庫が欠けてしまうと,創作にも悪影響だし、急な依頼にも対応できなくなってしまうので、在庫は余裕をもって維持してます。


 今回の発注で、よく使っている種類の風船が生産中止になってしまったことを知りました。ショーでよく使う風船なので、多めに買いだめしときました。今後、2〜3年は問題ないですが、そのうち新しいネタに替えていかないといけません。ずっと同じことをしていてもよくないので、丁度良い機会ですが、やっぱり生産中止というのは残念ですね。

 アーティストとしては、メーカーに左右され過ぎないようにしないといけないと思いながらも、やっぱり既製品のラインナップには影響されてしまいます。


 風船メーカーとの関係で言えば、バルーンアートはメーカー主導でマーケティングが進んできました。どういった作品をどういったマーケット向けに作るか、メーカーが用意したインストラクション通りのものを作っていたバルーンアーティストがほとんど。一昔前まではそんな時代でした。

 メーカーに依存している状態から脱却できたら、もっと面白くなる。昔は、私もそんなことをよく考えていました。

最近のバルーンアートシーンは、メーカーにべったりのアーティストもいれば、ほとんどメーカーとは関わらず、作るものや活動展開も全く別の方向に向かっているアーティストもいます。面白い時代になってきたって感じています。




2014年4月22日火曜日

バルーンツイスターとバルーンデコレーター

バルーンアーティストには、おおまかに2系統あります。

1つは、主に細長い風船をひねって使うバルーンツイスター。何かに似せてフィギュアを作る。パフォーマンスとして行うことがメインの人が多く、他ジャンルのパフォーマーがバルーンアートを取り入れて、そのうちバルーンアートがメインになったなんて人が多いです。私もそのうちのひとり。

もう1つは、丸い風船を集めるようにして作品を作るバルーンデコレーター。空間装飾をしたり、ギフト用のフラワーアレンジメントならぬバルーンアレンジメントをつくることがメイン。花と組み合わせている人もいて、お花屋さんがバルーンを取り入れていたりもします。

最近はこの2つが融合して、バルーンツイスターもバルーンデコレーターの技術を使うし、その逆も然り。ボーダーがなくなっている。2003年か2004年くらいまでは、2つがはっきりと別れていて、ツイスターもデコレーターも、互いを強く意識していた感があったのですが、交流が進み、それに伴う技術交換が進み、今はまさにボーダーレス。


2つの分野が、インターネットの普及と、それによって活発化したバルーンアートのコンベンションを通して交流するようになったことが大きいですね。実は、私の世代のバルーンアーティストが、2つを融合させてきた張本人ともいえます。



私はバルーンアートパフォーマンスとディスプレイ制作をメインにしていて、たいていは1人〜2人で現場に行きますが、大きな規模のディスプレイ現場では、チームで担当します。


このチームは、バルーンツイスターでデコレーションの技術も習得してる者と、バルーンデコレーターでツイストの技術も習得している者の両方で構成してます。2つが融合することで、バルーンアートは次の次元に引き上げられたと感じています。

今後もそういったものを、どんどん作っていきたいですね。

2014年4月17日木曜日

外付けハードディスクを新調しました

最近、使っていた外付けハードディスクがどうも調子が悪かったので、年度も変わったことだしと思い、新調しました。500GBで5000円代。5年くらい前だったか、1万円くらいでも安い!って感じだったのに、だいぶ安くなりましたねー。



バルーンアーティストとして活動を始めてから、学生時代も含めると15年以上になるわけですが、その頃から溜め込んでいる写真(作品や会場装飾の現場、パフォーマンス時に撮影したもの)、これまで書いてきた文章、営業資料、今までやりとりをしたEメールなど、すべて大切な財産です。


そんな大切なデータも、パソコンが壊れたら一瞬で無くなってしまうと思うと、本当に恐ろしいですね。データのバックアップは常識ですが、以外とやってなかったなんてこともあるのではないでしょうか。

私の場合は、学生時代、研究論文にとりかかっていたころに、きっちりみっちり指導されたので、こまめにバックアップする癖がついています。ウェブ上でデータを預かってくれるサービスもありますが、サーバトラブルが起きないとも限らないので、私は小型の携帯外付けハードディスクも使ってます。大切なファイルを更新した時には必ずバックアップして、あとは1ヶ月に一度くらいの頻度で定期的にバックアップしたいフォルダだけコピーするようにしています。以前は自動のプログラムを使っていましたが、今はフォルダを開いてドラッグするという手動っぽい操作をするようにしています。


その際に、昔の写真などを見て振り返り、あの頃はこういう点を問題にしていたなぁとか、こんなことをしたいと思っていたなぁとか、今の自分や仕事のスタイルと比較したりして、新たな発見があったり、初心を思い出したりできます。

バックアップをとるだけの作業が、自分を振り返る良い機会になっています。



2014年4月9日水曜日

ウェブ更新

ウェブサイトの更新 最近更新した内容


●TOPページ下部にある近況のコーナーにイクラとウニの巨大軍艦巻きのお寿司をバルーンで作った事例を追加しました。


バルーンアートで作るおとぎ話 のページに さるかに合戦 桃太郎を追加しました。

2014年4月6日日曜日

ハンドマッサージ

私にとって作品を作ることは、風船を「ひねる」ことです。「ひねる」という動作は、押す、引く、叩くと比べて、とても負荷がかかる動作と言われています。

確かに、作品を作り込むと手から腕、肩、首にいたるまで、ガチガチに凝ってしまいます。連日の作業になると、ツメは二枚爪の状態が当たり前だし、手をグーに握るだけで、しびれが走るほどひどい状態になることも多い。

作っている時は楽しいので感じなくても、作り終わると、だるい。

バルーンアートも以外と大変なんです。数年前から、これはまずいと思い、体のケアについて真剣に考えるようになりました。


マッサージのお店に定期的に通ってケアしていますが、ひどいときは、月に何回も通うことになるので、金額も張ります。

ということで、セルフケアもするようにしています。ハンドマッサージと体全体のストレッチ。YouTubeにたくさん、やり方の紹介動画があって、その中でも気に入っているものがこちらの動画。

こちらのハンドマッサージをするようになってから、手がだるくて・・・というのが、かなり減りました。

手を使う仕事をしている人はお試しあれ。パソコン作業でも、手はかなり疲れるそうなので、事務系の仕事の方にもお薦めです。

動画にあるマッサージ用語の「ストローク」は手のひら全体でゆっくり軽くさすること、「ニーディング」は身体の肉をこね、筋肉の多いところや脂肪をほぐすことだそうです。




2014年4月3日木曜日

ウェブサイトのリニューアル

先月、ウェブサイトをリニューアルしました。是非ご覧ください。

http://www.shino.biz
以前のウェブサイトは、公開して5〜6年が経っていて、その間に徐々にコンテンツを増やしていった結果、かなりゴチャゴチャとしてしまいました。それで、昨年早々からリニューアルしたい!と思っていました。


ウェブサイトは大切にしているので自分で作っています。ただ、作業には時間がかかるんですよね。現場が続いたりするとウェブの作業は出来ません。昨年は、目の病気の関係で手術が必要だったので、仕事の少ない時期は入院と静養期間にしていたこともあり、なかなか作業が進みませんでした。


それでもウェブは外注したくないということで、ゆっくりのろのろ、かたつむりのように作業を進めてきました。いつもは、とりかかるまでの腰は重いですが、一度始めれば、かなり打ち込んで作業するんですけれど。

しかし、ゆっくりペースで進める仕事も悪くないものですね。徐々に目標に向かいつつ、気負いなくリラックスできて。年齢が高くなるに連れて、こうした仕事の進め方がいいかもしれないと思える良い機会になりました。

さて、今回のウェブサイトは、デザイン面ではユーザビリティーを重視しました。見やすいことと、興味のある項目にすぐにたどり着けることを考えて、以前のウェブサイトよりも項目数を減らしました。内容面は、イベント演出のサービス案内以外に、私の作風や活動に対する思い、ひととなり、などを感じて頂けるよう文章やコンテンツを加えました。

このブログも、ウェブサイトのリニューアルに伴って、以前はサイト内で更新していたコラムや近況などを、今後はこちらのbloggerサイトで更新することにしました。

これからもよろしくお願いいたします。

2014年4月1日火曜日

濱田家のアンパン

先日、ショーのあとの懇談の折に、パンを頂きました。

「ちょうどお腹が空く時間だと思って。見た目はそうは見えないと思いますが、アンパンです。どうぞ。」


渡された袋を開けようと、シールをはがそうとすると、濵田家の印が目に入りました。

「おぉ、濵田家さんのパンじゃないですか。これはどうもありがとうございます。」



談笑しながら頂いたアンパンは、少し小振りで、ふわっとした生地の中にあっさりとしたあんこ。甘過ぎず、軽く食べられるので、パフォーマンス直後でも食べやすく、丁度良い量でした。お心遣いに感謝。


濵田家は渋谷ヒカリエやアメリカのカリフォルニア州にも出店している話題の和風テイストのパン屋さん。テレビ東京のガイアの夜明けで特集されていたのを見たことがあります。私は濵田家のパンは、一度だけ豆パンを食べたことがあります。これは本当においしいパンでした。

濱田家について調べたら、パンラボというブログにたどり着きました。
本店は三軒茶屋にあるんですね。日本人のライフスタイルに合ったパン作りをしようというコンセプトで、日本人好みの柔らかいパンを中心につくっていて、和惣菜などを取り入れたり、「日本のパン」を追求しているようです。

このブログ記事にあった言葉が気になりました。

引用:日本でパンを作ることは、自分の日本人性とパンの舶来性の間で葛藤し、それにどこかで折り合いをつけることだと思う。

バルーンアートをやっている自分には、この言葉は、びしっとささります。これに関して思うことを述べると長くなるので、また別の記事にして書きたいと思います。